日本版 Blackstoneグリドル の販売が始まった

Blackstoneへの道(購入記)

届いたBlackstoneグリドルを組み立てた直後の記念写真。すでに届いていたアクセサリー類とともに。
ブラックストーングリドルが届くまでの紆余曲折を赤裸々に公開

Blackstoneとの出会い

ここでは鉄板太がBlackstoneの存在を知ってから購入して使用するまでと、その紆余曲折を詳細にお伝えしようと思います。

2024年の梅雨時分、それぞれ独立している子供たちが夏休みに集まってBBQをしようという話が出た。お孫さまがたも全員集合になるので、実家に集まった子供をもてなすのはもちろんグランパたる鉄板太の仕事である。翌日は親族一同集まって中華料理店での食事会なので、集合当日は当然BBQ。
しかし、子供たちが成人するまで20年以上は使ったステンレス製BBQグリルが経年劣化で既に破棄処分となり、夫婦ふたり用に四角い七輪のような卓上型の炭グリルを愛用していた。
ただこれは人数が多くなると全然足りない。

そんな話を聞いていたので、ある日突然に娘夫婦(何事においてもセンスが無い(笑)人達)がホームセンターで一番大きなBBQグリルを購入してきて置いて帰った。これはもちろん、自分たちが友達を呼んで実家でBBQする魂胆なのだ。
まあ、片付けをやってくれさえすれば勝手にすればよいのだが、実際に使わせてもらうとどうにも使い勝手が良くない。大きいだけで炭の継ぎ足しがしにくいうえ、鉄板での焼きそばが〆なのに汎用品の鉄板を網の上に置いて焼くスタイル。滑って落ちそうになるのは当然で使いにくいことおびただしい。

幾つか不具合が出てきたこともあって、コールマンの使い勝手の良いものが2万円弱で売られているのをみて買い替えるつもりになった。
色々安い所を調べているうちに、どんどん良い物に目移りしていく。もう出先で使う可能性はないからポータブルにする必要は無い。庭先でのみBBQするのであれば蓋が付いて蒸し焼きもできる本格的なアメリカンBBQグリル(以下グリル)が視野に入る。

中華の安いグリルはコールマンと変わらない金額でamazonで買えるが、調べるうちにOklahomaJoe’sというテキサススタイルのグリルが欲しくなった。それもスモーカーと呼ばれる燻製器。おそよ8万円くらいだが、製造自体は中華ながら古き良きアメリカの良さを残した非常にしっかりした製品。

ただ、問題はケムリ。

時に半日ほどにもなることがあるくらい長時間燻すことでゆっくりと熱を入れるスモーカーは、硬い肉を柔らかくして食べる工夫なのだが、わが家のような一般的な住宅地の家では燻製自体が近所迷惑。落ち葉を使っての焼き芋すら禁止されている住宅地では現実的ではないのだ。

泣く泣く諦めて据え置き式の炭グリルを選んだ。
購入したのはコストコで売っているMasterbuilt 36インチ(91cm)チャコール ワゴンBBQグリルという製品。大量販売用の廉価盤とは思うが、中々の迫力があり来客には受けが良いです。特にビア缶チキンやバックリブなどの大きな塊肉を焼くのはゴージャスで楽しいし、何より旨い。

コストココンロ

さて、このグリルを使って何度かBBQしているとあまりの大雑把ぶりに少し不満も出てくる。
あくまでも肉の塊を焼くアメリカンBBQのためにある製品なので、日本式BBQ(小さな薄切り肉を強い火で一気に焼く、いわゆる焼肉)だと使い勝手が良くないのだ。
実際に一度子供たちだけでBBQさせたときには、わずか数時間のうちに湯水のごとく炭を入れて未だ7㎏ほどは残ってたブリケット(練炭)を使い切ってしまっている。蓋を閉めて遠火でじっくり…とか、煙突や吸気口を開閉して熱の通り道を加減する…とかを知らないとそうなるのも無理のないこと。

これはちゃんと教えてなかった鉄板太が悪いので自業自得。まあ、何度も一緒にBBQして横で見て居たはずだが使い方は興味が無いと覚えられないのかもしれない。しかし、なによりも元々アメリカのグリルは焼肉には向いてないのだ。

だからといって焼肉用にグリルを買い足すのも芸がない。もっと誰でも簡単に使えて色々な料理に使えるのはないかと探し始めたら、すぐに気になるのが現れた。それがグリドルだった。
家庭用グリドルの存在を初めて認知したのはYouTubeで、どうやらイギリス人らしきオバちゃんが鉄板を使って庭先で料理しているショート動画だった。

↑このオバちゃん。この人の一連の投稿を観てBlackstoneの存在を知った。鉄板太の初めての人(笑)です。

このオバちゃんが料理しているグリルが鉄板であることに気付いて、ああこんなグリルもあるのだなぁと鉄板太は非常に興味を持った。さらに調べるとこのオバちゃんが使っていたのはBlackstoneという製品で業界のパイオニアであり、他にも色々なメーカーが追従して製品化している比較的に新しい文化であることが分かってきた。

もう、アッというまに心を奪われた。うむ、これしか無いぞ! よし、大きな肉はコストコンロに任せて、グリドルを手に入れようと決心した。

グリドル探求の旅

国内グリドル事情

ところがいくら探しても国内ではほぼ取り扱いが無い。頼りのAmazonでは、出品が有るには有るが異常に高額。唯一見つけたのが↓コレ。

CampChefフラットトップグリドル

幅が61㎝ということはBlackstoneでいう22″と28”の間くらいのサイズで、大きさも価格も48,000円と手ごろ(←すでに感覚がマヒしている(笑))なので、すっかり買う気になった。
ただ、画像では蓋が無い。屋外で使用する物だから鉄板むき出しで置いておきたくなかったため、販売店にフタが付くのか? 無い場合は取り寄せできるのか?を問い合わせした。
結果、返事はいずれも否。どうも専用のフタ自体が存在しないらしい。

更に調べると、このメーカーはキャンプ用途の製品が主流で家庭用グリドルにはあまり力を入れてない感じ。売っているのも古い形の様子だし、考えた末に見送った。

でもこの時、商品説明に記載があったので問い合わせ前に近所のガス販売所でLPGの小売をしてもらえるかどうか確認したのが収穫だった。こうしてガス屋さんの確約を得ることができたので、安心してグリドル探しに本腰を入れることになる。

直接メーカーのサポートに連絡を取って購入の相談を始め、Amazonなどのユーザーレビューを読みまくると、いくつかのことが分かった。
残念ながら日本には代理店が無いこと、当然保証も受けられないこと、アメリカ国内の住所へは送料無料なので輸入代行なら何とかなりそうなこと、グリドルTopは従来製品のOriginalと新型Omnivoreとがあること。
さらにこれは明確な根拠はないけど、どうやら(メーカーは認めにくいようだが)アメリカ人にはClassicの方が人気が高い印象。実際にAmazon.comで検索すると真っ先に出てくるのはAmazon’sChoiceでお勧め商品にもなっているMODEL1883なのだ。

Blackstone 1883 Original 28” Griddle with Integrated Protective Hood and Counter Height Side Shelves, Powder Coated Steel, Black

そしてこの製品の評価は相当に高い。人気の程がうかがえる。

買いやすいので当初はこのモデルを購入するつもりだったが、サポートに相談するうち鉄板太はどうしてもOmnivoreTopのモデルが欲しくなった。理由については項を改める。

AliExpressでの虚偽出品に騙された

もちろんAmazon以外でも探していた。
中華系のAmazonモドキであるAliExpressでBlackstoneGriddle36”Omnivoreモデルを5万円少々で発見。

同じサイトで他の出品と比べても安いし送料も17000円くらいと激安。さらにAliExpressのタイムサービスで4万円以上の買い物には6000円の割引が付くようす。

迷った。鉄板幅が90㎝にもなるこのモデルはアメリカではポピュラーなサイズになるが、日本には特に二人家族には大きすぎるのだ。なおかつ、4バーナーなのでガスの消費量も多くて長い目でみると我が家には合わない。本当はひとつ小さい28in(幅70㎝)モデルが使い勝手がよいとは思う。

しかし、欲しいのは欲しいので迷いに迷った末、ついにカード払いで購入した。

合計64000円ほどのお支払い。これはアメリカ本国でこの製品の定価より安いくらいの価格。本来ならこれに3万円ほどの送料がかかり、日本円では10万越えのお買い物となる。ちなみにこれは鉄板太のお小遣いで購入している。

8月24日の注文後しばらくは上機嫌で鼻歌まじりのルンルン生活をしていたが、待てど暮らせど受注したとの連絡が来ない。

セラ―に問い合わせた。以下読みやすく編集してるがチャットのやり取りを全文そのまま転記する。何回かの呼びかけに初めて返答があったのが8月28日。

青は私、赤はセラーの翻訳。まあ、時間経過もあわせて読むと解るが中華業者との取引はイライラするよ。

注文番号 #***********
ブラックストーン4バーナー36インチグリドルクッキングステーション、ハードカバー付き
等待您发货(発送待ちのシステムステータス)

63,647円
28/08 13:17

你好(こんにちは
28/08 22:47

こんにちわ。いつ届きますか?
28/08 23:06

我查询一下(確認させてください)
29/08 09:08

你好(こんにちは)
29/08 20:57

こんにちわ
いつ届くか分かりましたか?

30/08 00:31

我检查一下(確認させてください)
31/08 08:20


プロパンガスを注文する必要があるので到着予定を知りたい。よろしく
31/08 16:13

我们没有相同的烧烤炉(同じグリルはありません)
只有类似的(似ているだけ)
31/08 19:38

BLACKSTONEが無いという事ですか? (もうこの時点で虚偽出品なのは認識してる)

31/08 20:10

是的(はい)
有类似的(似ている)
31/08 21:45

ブランド名が違っても同じ36″ Omnivore Griddleなら検討します
画像を見せてほしい(最新グリル技術のこと。ノーブランド品にわずかな希望をかけている)

31/08 21:45

わかりました(何故かここだけ日本語)
31/08 21:56

你好(こんにちは)
稍后发送图片给你(後で写真を送信する)
03/09 22:00

请取消订单(ご注文をキャンセルしてください)
产品没货了(商品が在庫切れです)
04/09 03:00

写真はどうなりましたか? キャンセルとは、どうすれば良いのですか?
発送済みとの連絡が来ました。どういう事ですか?

04/09 06:57

似た物がある→在庫が無いからキャンセルしろ→発送済みとの連絡があった。どういう事か分からない。詐欺はやめてほしい。サポートに連絡して返金処理してもらった。
04/09 10:19

你好(こんにちは)
04/09 11:55

何か言うことがありますか?
04/09 12:31

你好(こんにちは)
12:48

ご覧のように会話が成り立たん。

まあ、注文したときにこうなる予感があった(笑)のだが、やはり偽物だった。

補足しておくと、9月4日8:00が発送期限で、未発送で期限が過ぎると自動的にキャンセル扱いで返金となるはずだった。そうなるとおそらくペナルティでもあるのだろうね。それを回避すべく客都合でキャンセルさせようとしたんだろうが、夜中の2時ごろ電話が2回も入っていた。普通は寝てる時間やろが。たまたま起きてたが中国人と電話で会話できる自信がないので無視した。そうしたら3時ごろに在庫切れだからキャンセルせぇと言ってきたのだ。そしてずっと発送準備中だったステータスが何をどう操作したか知らんが突然8月27日に発送済みに変わった。

中国人はやる事がえげつないなー。

おそらく似たものというのはBlackstoneの製造元が横流ししているノーブランド品。それならまだしも最悪は別物を送り付ける可能性がある。さらに、商品説明では在庫ありになっているが実際には在庫を持たず、注文があってから手配しているのがうかがえる。私もセールスマンだった経験があるのでこういう誠実さに欠ける商売人は許せない。

以前からBlackstoneのサポートに購入の相談に乗ってもらってたので偽物を売ってるサイトがあるとサポートを通して通報しておいた。

しかし、このAliExpressの販売業者は全然懲りる様子がない。

実際このリンク先では未だに売っており販売実績が1付いてしまっているのが腹立たしい。キャンセルしとるやろがい!

お金については時間がかかるがAliExpressの規定に則って返金を受けることができるので実損は無いものの時間を無駄にした。お金が帰ってきてからにするがレビューに詳細を書いてキッチリ報復させてもらおう。

でも少しの夢とスリルを味わえて面白かった。
もし皆さんも騙されるかどうかの小さな冒険を楽しめる人ならAliExpressはおススメです。

本当に騙されても知らんがね(笑)

最後はAmazon.comで注文

安心できるのはやはりAmazon.comだった。何よりメーカー自身が出品しているので間違いないだろう。
先出の1883モデルと同じく前面パネルに大きくブランド名が掘り込まれた同形状のタイプでOmnivoreTopをが搭載されたものを注文した。ただしバックオーダー。

まあ、一時的に在庫が無いと書かれてたからそのうち入荷しまっしゃろと気楽に考えてたが、待てど暮らせど連絡が来ない。ある程度注文が溜まるかしないと在庫にならないのかもしれない。
その間にアクセサリーキットやカバーを購入していた。当然カバーは1883のように両脇にサイドシェルフが付いた製品用。鉄板太が購入した1517でも使えないこともないが大きすぎ。そんなわけで、いまだ未使用で冬眠してます(笑)

さて、ひと月ほどは我慢したが、Amazonサポートにチャット連絡するも発送予定は無し。堪らず注文品をキャンセルして、在庫のあった1517AZを再注文させてもらった。この製品の外見は初期のOriginalモデルを踏襲したシンプルなもので根強い人気があるのだそう。事前にメーカーサポートでOmnivoreTopが搭載されていることを確認していた。

1週間で届いた。これはお急ぎ便のようなサービスを利用したからだが、アクセサリーキット購入時に欠品がありAmazonより$20の割引を受けていたので、それを原資として申し込んだもの。どうせ使わないといけないし。

うん、本当に早かった。

Blackstoneの使用頻度

1517AZの組み立て方法については「Blackstone Gliddle 28” Omnivore Top 1517AZ 組み立て方法解説」をご覧ください。

組み立てたその日にシーズニングを済ませて、昼ごはんに焼きそばを作った。何万円もかけて届いた我がグリドルの初料理は一番庶民的な焼きそばだったのです。で、その日の夜がグリドル料理の定番スマッシュバーガー(笑)

このように休みの日には昼夜2回使うことも度々あるくらいの頻度で使っているので、もう既にふた月ほど先輩のコストコンロの使用回数をはるかに超えている。
朝チャンチャン音を立てるのが憚られて今まで朝は使ったことが無いにも関わらず、休み毎に少なくとも1回は使っているせいか、購入後ふた月経たないうちに20回以上は使用している。これは、使用歴4ヵ月近いコストコンロの3倍の使用回数なのだ。

また、あまり頼りにならない残量計を見る限り8㎏のLPガスタンクは半分切るくらいの消費量。タンクを降ろして体重計で測ってみると、新品満タンで18.45㎏だったものが、14.5㎏になっていた。丁度4㎏減ったわけ。

この燃費をはじめとするガス事情については追々記事にしていきます。

さて、Blackstoneは各社から出ているグリドルの中でも特に人気があり、製品の数だけでなくアクセサリーも多いのが特徴のひとつ。そのいずれもが高価なBlackstone製品は日本への送料も考えるとかなり贅沢品なのかもしれないけど、使用頻度から考えると他の輸入BBQグリルよりはるかにコストパフォーマンスが良いと思いますね。

だから…

Blackstoneは毎日使えるBBQ!

…なのだ。

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