日本版 Blackstoneグリドル の販売が始まった

ガス燃料の使い方や費用

カセットガス缶でBlackstoneグリドルを使う方法

鉄板太の28inグリドル1517AZが届いたのは2024年の10月のこと。到着予定は分っていたので最初のシーズニングや初料理などには事前に準備していたカセットガス4連装を使用した。

本来Blackstoneグリドルではプロパンガスを使用しなくてはならないが、プロパンガス導入を怖がっていた家人をなだめるためにも、馴染みのあるカセットガスを最初に用意したのだ。もちろん誰もやったことがない方法だから、やってみないと実用火力がでるかどうか不明だし、Blackstone製品にブタンガスを使うのはメーカー保証外となる。しかし、日本では元々保証が受けられないので全然気にせずに実験出来た。

問題は、カセットガス1本ではとても使用量を賄いきれないだけではなく、要求されるガス量に対して容量が小さいと気化熱で温度が下がることでガス圧も下がり、おそらくは火力が落ちる(これは卓上鍋などを使うときでも同様になることがある)だろうことで、対策としては本数を増やすしかない。

そこで事前に以下のキャンピングムーン4連装アダプターを準備していた。

↓キャンピングムーン4連装アダプター
ご存知とは思うがカセットガスは缶に印刷された矢印が上になるように横置きで使用するのが正しい。立てたり、表裏逆にすると気化する前の液体ガスがコンロまで届きドエライことになります。間違うと黄色い炎が大きく上がり黒い煙が大量に出るよ←実体験(笑)です。ヘタしたら爆発もの。

カセットガス4本とキャンピングムーンの4連装アダプター。OD缶US変換アダプター。そしてUS仕様のレギュレターに接続するための変換アダプター。

ちょっとややこしいが、この画像には3つのアダプターがある。まず…

キャンピングムーン4連ガスステーション :5,280円
これにより、4本のCB缶がまとめてOD缶の口に変換されるので、さらに…
OD缶USプロパン接続アダプター :1,490円
を接続する。これでUSプロパンコネクタに変換されるので、さらに…
USタンク接続アダプター(真鍮の物):1,430円
を加えてBlackstoneグリドルのクイック交換可能なUSレギュレータに接続することができる。

グリドル本体側には何も取り付けてないため、取り外しはレギュレターの口金を回して外すだけ。画像の状態でレギュレターから切り離して保管可能。プロパンガスタンクにも別のアダプターを付けており、グリドルに使用する燃料を状況によって簡単に使い分けられる仕様となってます。

4連ガスステーションには左右に開閉レバーがあるのでどちら向きにもガスを出せるし、グリドルのレギュレターを外してもガスが出る事もない。
これは中々に使えるヤツで、250g入りのカセット缶を4本まとめて使用できるもの。当然それぞれの缶から少量づつ供給されるので気化熱で冷え込むことが少なくなり、火力が安定するわけだ。4本揃ってなくても動作する優れもの。

初使用の際にはサービスマニュアルや動画などを元に15分ほどのシーズニングを4回行ったので1時間以上は最大火力で燃焼させている。その後、初料理として焼きそば等を4人前調理したので、CB缶4本で合計2時間ほどは使用できた感じ。
ただ、焼きそば調理中の後半ではどうしても火力が弱くなってしまっていた。缶の残量が半分切ると気化ガスの圧力が下がってしまうようす。カセットガスの難点だろうね。もっとも、使い始めはプロパンガスより強い火力がでるし、特にキャンプ場など出先で使用する際に大きなプロパンタンクを持ち込めない場合や、プロパンの充填が間に合わず急にガス欠になったときには便利だろう。緊急用としては充分に実用的ではある。

(全てを解っているかのように書いてますが、調べても分らないサイズが多くて結局使えなかったアダプターが2個ひっそりと倉庫に眠ってます…。グリドル本体が届く前に購入してたのでレギュレターの形状すら分からず現物合せが出来なかったの)

プロパンガスでBlackstoneグリドルを使うには

その後、休みのたびに数回はカセットガスで料理したが、やはりプロパンガスを使いたくて近所のガス販売店に新品の8㎏タンク注文をしていた。

容量8㎏LPGタンク代金:12,000円
プロパンガス8㎏充填料金:3,700円
消費税:1,570円
合計:17,270円

ガス料金は兵庫県神戸市価格です。多分地域によって若干の差があったはず。
タンクについてはネット色々調べたが新品8㎏タンクが2万円くらいだったので、意外にもガス屋さんの方が安かった。ひょっとすると高い方が充填期間が長いのかもしれないので聞いてみて。
ちなみに、タンクは6年に一度検査を受けなければならないので新品購入しても一生使えるわけではなく、その都度に検査費用が数千円ほど必要なのでそのつもりで。画像のタンクにも充填期間がペイントされているのが判ると思います。これを過ぎたら検査を受けないと充填してくれません。

鉄板太の家から10分ほどの距離にあるこの近所のガス販売店は、気楽に従量販売(減った分だけ売ってくれる)をしてくれる所だったけど、必ずしもそうとは限らないらしいので注意が必要。地域によっては一見さんの小売はお断りという店舗もあるそうです。まあ正直言って儲からない客(笑)なのは間違いないし、管理出来ない客がいい加減な使い方をして爆発でもしたらお店の責任も問われるだろうからプロパンのレジャー使用が歓迎されないのは理解できます。

先ずは「BBQグリルでプロパンガスを使いたいので小さいタンクで小売してくれる?」と聞いてみる事をお勧めします。1軒がだめでも家から30分以内にある販売店(法律上の規制)のどこかが引き受けてくれれば良いので、ご近所の販売店を調べよう。

仮に全滅だったとしても諦めなくていい。
キャンピングカーなどの移動する使用者に対する抜け道というか配慮が用意されている。オンラインの簡単な講習を受けることにより資格が貰えてプロパンガスを移動先で(つまり家から30分以上離れた販売店で)充填可能にする法改正があったようです。必要があれば調べてみてください。

軽トラで届けてくれた満タンの8kgタンクは片手で持つのは結構重かった。体重計で測ると18.45kg。空のタンクは10.45kgということになる。
ちなみに、頻繁にキャンプなどで持ち出す方にはタンク重量が半分以下の軽量な樹脂タンクも存在しますよ。

↓グリドルに装着した状態
後で記述するアダプターを介してレギュレターを接続している。レギュレターを横にして直角にくわえ込む形状なので国産レギュレターのように横に大きく張り出すことがなくて取り回しは良い。

8㎏タンクを装着したところ。タンクの下は数mmしか隙間が無い状態。

グリドル本体横に折り畳み式の吊り下げフックがあり、通常はタンクの持ち手を引っ掛けて保持する。ただ、グリドルに対して8㎏タンクが結構大きいのでほとんど地面に接触しそうな感じになってしまった。気になる人は一回り小さい5㎏タンクの方が良いかもしれないね。
このままでは移動するときに右側を持ち上げると少しこするので、引っ掛ける場所を変えた。


↓一段下の隙間に引っ掛けた
タンクを大きく傾ければ可能。でも、そのままではタンクが傾いてしまうのでフックの先にその辺に転がってたパイプをつぶしたスペーサーを入れた。重量でガッチリ挟み込まれているので移動しても外れない。タンク本体の真ん中辺りに当る半円状のステーにはタンクが傷つかないようにウレタンのスポンジパッドを追加しておいた。

ホースに隠れて見えないが、そのあたりに半円状のステーがあり、タンクが揺れないよう保持している。

↓タンクが垂直に保たれて下も当たらない
スペーサーのおかげでタンクは垂直を保ち移動時にも底が当たらない。

タンクの下にはしっかりと隙間が開いている。

↓シールで張り付けてあるタンクの注意書き
当たり前のことしか書いてないが、車の振動で云々などの記載があるのは、おそらく移動販売車などに使われているサイズだからだろうね。

さて、この日本仕様のプロパンガスタンクはそのままではUS製品のレギュレターには接続できない。ネジの規格が違うからだが、これを変換できる便利なアダプターがあるので残量メーターが付いたタイプをamazonで購入。

USレギュレター用変換アダプター:1,950円

↓残量表示
正直なところメーターの精度は良くない。寒い時期は入っているかどうかの目安程度。これでほぼ満タンなのだ。温かい季節はそれなりに動いていたと思います。

左端のレギュレターとタンクとの間にある黒い口金を回せば簡単に外れる。

こうした接続アダプター類はいくつかの製品があります。ご自身に合ったものを探してくださいな。

プロパンガスの燃費と費用

年末から忙しさにかまけて充填の依頼を怠ってたので、正月休みで集まった子供たちのためにグリドルを使おうとすると直ぐにガス欠となった。
最初にプロパンガスを購入した10月半ばから3ヶ月ほどで8kgのガスを使い切った訳だが、回数ではおよそ30数回の使用で、1回辺り20分〜50分は使っての事。

乱暴な計算だが、おおまかな燃費を計算してみた。使用時間の平均値を35分として回数も35回とするならば、延べ時間に換算しておおよそ20時間は使えたことになる。

充填を頼んだプロパン屋さんに「よ~使ったなぁ」と言われるほど使用頻度が多かったようだ。色々な料理に使えるのが面白かったし、昼ごはんに一人分のチャーハンや焼きそばも楽しんで作れるのが裏庭BBQ場の魅力なのだ。

ちなみに完全に空の状態で8㎏ボンベに充填を頼んだ料金は税込み4,070円なので1㎏あたり508円
安もんのカセットガス48本(1本250g×48=12㎏)を箱買いした代金は7,000円ほどなので、1本146円の1㎏あたり583円。ホームセンター等で1本250円はする某メーカー品を買ったとしたら1㎏あたり1,000円になってしまう。

CB缶の最安値で比較すると劇的に安いわけではないものの、それでも当然ながらプロパンガスの方が安いし冬の寒い時期でも火力が安定している。冬のBBQはプロパンに限る。

一方で、カセットガスは4本で2時間くらい使えることを確認済みだが、冬の寒い時には気化熱が足らんのか新品でもガスの出方が弱くて、温かい時期でも後半は火力が落ちるという弱点を持っている。

ただ、非常用としてはコンビニでも購入可能なところが非常に心強い。特にこのサイトでは「Blackstoneグリドルは毎日使えるBBQ!」を標榜しているので、カセットガスも充分戦力になることを知って欲しい。
28”グリドルでは火力不足が否めず、やはり非常用でありメインはやはりプロパンガスになるだろう。

アメリカでは移動用に1㎏ほどの小さなLPガスタンクが売っており、ユーザーが自分でプロパンガスを詰め替えて使用している。ただしこれは日本では詰め替え自体が違法なので使えない。

移動使用を目的とした22”のアドベンチャーシリーズや17”の卓上タイプなどでは、一番小さなLPガスタンク(2㎏が最小)でも大きすぎて使い勝手は悪いと思える。軽量で移動が簡単かつ身近で入手できるカセットガス缶は充分メインのガス燃料として選択肢に入りえるのではなかろうか。

日用品としてだけではなく、災害の備えとしてプロパンガスとカセットガスの両方を併せて運用できれば最強だろう。ほとんど何でも調理できる鉄板は網焼きのグリルに比べて応用範囲が広いので災害時には頼りになります。

特に、オール電化のお住まいの方にはBlackstoneグリドルを強くお勧めします。

「Blackstoneグリドルは災害時にも使えるBBQ!」なのだ!

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